《保険のナニコレ?》入院日額はいくらにしたらいいの??
◯【即解決】入院日額の実態はコレだ!
「直近の入院で、みなさん1日いくら自己負担しましたか?」
2012年に行われたアンケートで403名から有効回答があったデータを元に、実際に必要な入院日額をみてみます。
(※生命保険文化センター「生活保障に関する調査」平成22年度)
(※治療費・食事代・差額別途代等を含む。高額療養費制度を利用した場合は、利用後の金額で算出)
①5,000円未満→15.1%
②10,000円未満→40.7%
③15,000円未満→64.0%
④20,000円未満→79.8%
※20,000円以上→20.1%
ここから見えることは、
・入院日額5,000円で賄えた人は15%程と少ない。(約85%の確率で自己負担が発生している)
・入院日額5,000円に加入していると、3人に1人程は1日10,000円以上自己負担しないと行けない。
・入院日額10,000円に加入していると、4割程度は保険で賄える。
・入院日額10,000円に加入していると、5人に1人程は1日10,000円以上自己負担しないと行けない。
などでしょうか。
◯入院日額5,000円だとちょっと心細い
日額5千円の保障だけでは、3分の1の確率で1日の自己負担が10,000円を超えるという結果に。
これはかなり心細いと言えるのではないでしょうか?
日額1万円ですと、4割くらいは保険で賄えますし、8割くらいの確率で自己負担1万円以内で収まる、ということで、現実的なラインと言えるかもしれません。
◯入院日額10,000円を目安に
1日1万円を自己負担することが高いか安いかは人それぞれの感覚ですが、入院保険に入る意義を考えるのであれば、自己負担を1万円以内に抑える程度にはリスクヘッジしておきたい、と考えるのが一般的かもしれません。
そのためには、入院日額10,000円のプランに入ることをまずは検討されてみてはいかがでしょうか?
◯入院全体での費用を考える
なお、入院日額で考えるのも分かりやすくていいのですが、総額で考えるのも必要です。
自己負担1万円が1日であればいいかもしれませんし、自己負担が5千円でもそれが30日続いたら厳しいかもしれません。
そこで、「入院時の自己負担の費用総額」のアンケート結果も見てみましょう。
平均金額は20万6千円
20万以内で収まっている人は全体では6割以上で、50万未満では9割以上です。
100万円を超えるような医療費は全体の実に2%程です。
この金額のリスクと確率を見て、そこまでリスクではないと思うか、しっかり対応しなきゃと思うか、それぞれ貯蓄金額や金銭感覚によっても異なってくると思います。
上記の日額と総額の実態を参考に、良いプランを決定してみて下さい。
- まずは、みんないくら掛かっているか把握しよう!5,000円だと結構足りないかも。
- 日額20,000円なら8割カバー。でも保険料も高くなってしまうから10,000円くらいがいいかも
- 入院期間にも留意しよう!いざという時、20万程の入院費は払えそうでしょうか?