「主契約」と「特約」の知っておくべき3つの危ない関係

保険契約の「特約」の意味

主契約で補えないリスクをカバーしたり、主契約では不足しそうな保険金や給付金を部分的に補完したいといった、主契約ありきで、それに足し算をするイメージが特約です。

特約が受ける制約例をみてみよう

・主契約を解約すると解約されてしまう
・よって、主契約の契約期間を超えて特約部分だけ契約を残すこともできない
・主契約を見直しで保障を小さくすると、特約部分の保障も減少させなかればいけないことがある
・旦那さんの保険が主契約で、結婚や出産で奥さんや子供の保障が特約で付加されている、というような
 ケースの場合、旦那さんにもしものことがあると、奥さんや子供の保険も保険も消滅してしまいます。

特約のデメリット

・上記のような制限があることは当然、気をつけるべき特約のデメリットと言えるでしょう。
・加入する保険が「複雑になる」。特約を複数つけていったり、いくつもの特約がセットになった
 保険に加入すると、把握していない付帯条件がとても多くなり、実質把握できないままに
 なってしまう。
・そして、そのような把握していない制約は、いざ給付金を受け取りたい、保険金を受け取りたい、
 または更新や継続して保険を利用したいと思った時に、それができない、といった形で顕在化
 してしまう可能性がある点が一番恐いデメリットです。
・更新の際の見直しがかなり難しくなってしまう。
・代表的な問題としてでてくる保険としては、「定期保険特約付終身保険」で、1000万の死亡保障に入っていると多くの契約者が思っていても、実際は、700万が特約で、300万が終身という内訳の場合、定期が満期となったあとは300万の死亡保障のみとなってしまう、というケースも多くある。

特約のメリット

・一般的には、(※同じ会社の商品で比較した場合は)特約の方が主契約よりも若干安くなる。
 ※ただし、同じ商品とはいえ、特約であること事態で上記のような制限が発生しているので、
  正確に同じ商品とは言えません。

例外としての「リビングニーズ特約」

・リビングニーズ特約とは余命6カ月以内と診断された場合、死亡保険金の一部または全部を、生前に受け取ることができる特約です。これは非常に人気の高い特約で、他の特約と違って特約保険料がかかりません。

基本は同等の保険が「主契約」で契約できるなら迷わず「主契約」を!

分からない時は、無料相談できるファイナンシャルプランナーに「この特約は主契約で契約する方法はないのでしょうか?と一言聞いてみるといいでしょう。

基本的な考えは

1、自分や家族に必要な保障を考える
2、可能な限り、主契約で契約できる保険は主契約で契約をしてしまう
3、主契約で契約できない場合は、特約を考える
4、上記で保険料を更新の時も含めて考える
という流れがよいでしょう。
もちろん、特約と主契約の比較や、日本に40社以上ある保険会社の3000とも4000とも言われる保険商品を比べることは非常に困難ですので、ファイナンシャルプランナーに確認して頂くことがいいでしょう。

  • 「特約」は制約や条件の複雑さもあって、思う程安くはない!
  • 「特約」ではなく「主契約」で契約できるなら主契約にsいよう
  • それでもリスクは複雑なので、経験豊富なファイナンシャルプランナーに相談しよう!

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