【保険のキホン】医療保険ってどんな保険?
★医療保険は医療費を軽減するための仕組み
怪我や病気になるときは突然ですよね。たとえば今日急に風邪をひいてしまって、病院で診察を受けなければいけなくなったとき、高額な医療費を負担するのは大変です。
そうしたときに、医療費の一部を負担するだけで誰でも平等に医療を受けられるように加入しておくのが医療保険です。
医療費は本来とても高額です。
でも、医療保険に加入していれば、医師による診察代、薬代、治療材料、入院費など、病院での治療でかかった費用の何割かを支払えばよくなります。
全額自己負担する必要がなくなりますので、万が一怪我や病気をしてしまったときでも安心して通院できるのです。
★公的医療保険と民間医療保険
医療保険は、公的医療保険と民間医療保険に大きく分けられます。
会社員が加入している健康保険、公務員が加入している共済組合、船員が加入している船員保険、自営業者などが加入している国民健康保険が公的医療保険にあたります。
公的医療保険は年齢や収入によって負担する保険料が変わってきます。
この公的医療保険は誰でも加入でき保障が受けられるのですが、一部の医療内容には適用されなかったり、上限が決まっていたりします。
公的医療保険では保障されない部分を補うために、個人が自由に加入できるものが民間医療保険です。
コマーシャルなどで見かける医療保険はこの民間医療保険にあたります。
最先端医療や高額医療を受けなければいけないことになったときは、民間医療保険に加入していると医療費の負担が軽減されます。
ただし、民間医療保険には審査があり、誰でも加入できるわけではありません。
★日本国民は全員医療保険に加入している
日本には国民皆保険制度というものがあり、全ての国民が公的医療保険に加入することになっています。
医療保険に加入することで通院や治療によって生活が窮してしまわないように作られた社会保障の一つが、医療保険制度なのです。
- 医療保険は医療費を軽減するための仕組みです。
- 医療保険には、公的医療保険と民間医療保険があります。
- 民間医療保険は、公的医療保険を補う保険です。