保険を使って将来の生活を安定にする
個人年金保険と厚生年金の違い
厚生年金とは、国が運営している年金制度で、民間企業や公務員として勤めている人は、自動的に給与から天引きされています。
厚生年金は、会社と本人が半分ずつ負担していて、65歳になると年金が受給できます。
対して個人年金保険は、加入するかしないかは個人の自由です。「厚生年金だけでは老後が心配」という人が加入する保険というと分かりやすいかもしれません。
厚生年金のような決まりごとはなく、何年間支払い、何歳からいくら受給するかも保険加入者自身が決めることができます。
個人年金保険のメリット
【本文②】個人年金には、三つのメリットがあります。
まず一つは、貯蓄ができるということ。将来のために資金を準備しておくことはとても重要ですが、自力で貯蓄をするのはなかなか難しいものです。
個人年金への加入を貯蓄として考えれば、自動引き落としでお金を貯められていることになります。
二つめは、保険払込期間中に個人年金を解約すると損をしてしまうので、安易に解約できず、貯めたお金が引き出しにくいということ。
積立や財形貯蓄は、つい引き出して使ってしまう人も多いのですが、個人年金なら老後資金をきちんと貯めることができます。
三つめは、個人年金保険料控除が受けられること。
一年間に支払う個人年金保険料のうち、一定額を控除額として所得額から差し引かれるので、所得税と住民税を軽減することができます。
利回りはいいとは言えない個人年金ですが、節税対策のために加入する人もいるようです。
【まとめ】節税対策をしながら老後の資金づくりができる
厚生年金は強制加入でありながら、最近は年金問題が次々と浮き彫りになり、「将来年金をもらえるのか?」と不安に思う人も多いのではないでしょうか。
個人年金保険は、将来どれくらいの資金が必要で、そのためにどれくらい貯蓄しておきたいか自分で計算し、その分を貯めることができるシステムです。
さらに節税対策もできますので、将来のために確実に資金を用意しておきたいのなら、個人年金保険への加入を検討してみるといいかもしれません。
- 個人年金は厚生年金とは違うじぶん年金です。
- 個人年金は貯蓄しながら保険も受けれます。
- 節税効果があり老後資金作りに効果的です。