「先進医療」全額自己負担を医療保険で軽く

 

先進医療

先進医療は保険の使えないほどの高度な医療と考える人もいますが、公的医療保険(健康保険)を適用すべきか評価中の新しい医療技術で、2017年で104種類があります。
この104種類の先進医療は、健康保険の対象とするか検討中なので健康保険は使えません(全額自己負担になります)。

安全性と有効性が評価されると、先進医療から外れ健康保険の対象になります。
逆に評価されないと、先進医療からはずされます。

先進医療は自由にどこでも受診できるわけではなく、治療を受けられる部位や患者の状態等が定められています。
また、厚生労働大臣が承認した医療機関でしか受診できません。

 

先進医療自己負担

健康保険の保険診療と保険外診療がある「混合診療」は、保険診療部分も加えて医療費全額が自己負担になります。
しかし、先進医療については、保険診療部分は健康保険の対象で、先進医療部分(技術料)のみが自己負担になります。
また、この自己負担した費用は、税金の医療費控除の対象です。

医療費が100万円、先進医療分が20万円、その他の通常の診療分が80万円のケースでは、自己負担分は以下になります。

 

先進医療の例

先進医療の例を以下に示します。

 

がんの陽子線治療

放射線でがんを狙い撃ちし、がん細胞を消滅させる方法で、開腹手術に比べると体の負担が少ない治療法です。

 

多焦点レンズによる白内障手術

白内障手術は濁った水晶体を除去し、単焦点のレンズを挿入します。
単焦点レンズなのでピントが一ヶ所にしかあわず、手術後はメガネをかける必要があります。

先進医療の多焦点レンズによる白内障手術は、多焦点眼内レンズを使った水晶体再生術で、どこを見てもピントがあう可能性がある治療法です。

 

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「リンククロス・コインズ」

リンククロス・コインズは、公的医療保険適用外の先進医療と臓器移植に特化したネット申込限定の保険です。

保障内容は、以下になります。

 

以上の内容で保険料は月額500円です。
多くの医療保険に付加する先進医療特約の保険料は、月額100円台です。

例えば、アフラック「ちゃんと答える医療保険EVER」を例にとると「総合先進医療特約」の保険料は、月額113円です。
ただし、特約なので「総合先進医療特約」だけに加入することはできません。

 

  • がん治療などに先進医療特約が注目されています
  • 以前に加入した医療保険には先進医療特約が付加されていないことがあります
  • 先進医療と臓器移植に特化した医療保険が発売されました

《保険見直しの基礎講座》見直しで目指す10のいいコト!

保険を見直していったい何がいいことがあるのでしょうか? 保険料が安くなる? 保障が厚くなる? 無駄が無くなる? ... 記事を読む

保険見直し初体験!保険の何をどう見直せばいいの??

保険見直しの基本的な考え方をおさらいしよう。 保険の見直し、これにはいくつかの基本となる視点があります。 それは、 1。保険料 ... 記事を読む

今話題!保険のプロ(FP)がお家にやってきた!

夫婦と子ども2人の家族4人暮らしのお家にFPさんがやってきた! ふだんなかなか馴染みのないファイナンシャルプランナーさんですが、保 ... 記事を読む