働けないときの収入保障「就業不能保険」
就業不能保険(または所得補償保険)
就業不能保険は、病気やケガで働けなくなったときの収入減を保障する保険です。
病気やケガで働けなくなったときの保険で、リストラなどで仕事を失ったときを保障する保険ではありません。
また、似たような保険に収入保障保険がありますが、この保険は保険金(死亡保険金)を給与のように年金型で受け取る保険です。
就業不能保険は、病気やケガで仕事を休むと支給されるというわけではなく、ある期間(6ヶ月ぐらい)全く仕事につけないことやうつ病等の精神性疾病は受給できないなど条件は厳しいのですが、長期間保障するメリットもあります。
- 医師の管理下で計画的な治療に専念し、自宅などからの外出が困難な状態
- 国民年金法で定める障害等級1・2級相当の状態
以下に就業不能保険を紹介します。
アフラック「給与サポート保険」
給与サポート保険は、病気やケガで働けなくなったときに収入を保障する以下の特長を持つ保険です。
- 病気やケガで働けなくなったときを保障
- 入院だけでなく在宅療養で働けない場合も保障
- 働けないときが60日継続すると最初の6ヶ月分は生存していれば給付金を支給
- 働けない状態が続くと毎月給付金を支給
- 傷病手当金を受給する最長1年6ヶ月は給付金の少ない短期回復支援給付金
- 傷病手当金の支給を超える長期保証は金額も多い長期療養支援給付金
障害給付金を受給できる期間は保障を減らし、その期間を超えると保障が増える保険です。
短期回復支援給付金が月額10万円、長期療養支援給付金が月額20万円、保険期間・保険料払込期間60歳満期の月額保険料のサンプルを以下に示します。
- 30歳男性短期の保険料1,280円、長期の保険料3,460円、合計4,740円
- 40歳男性短期の保険料1,670円、長期の保険料3,780円、合計5,450円
- 30歳女性短期の保険料1,370円、長期の保険料3,340円、合計4,710円
- 40歳女性短期の保険料1,720円、長期の保険料3,560円、合計5,280円
例えば、上記ケースの場合43歳で脳卒中にかかり退職して60歳まで療養すると以下の給付金を受け取れます。
- 短期回復支援金10万円を17ヶ月で170万円
- 長期療養支援金20万円を186ヶ月分で3,720万円
- 43歳〜60歳までに受け取る給付金総額は3,890万円
障害あるいは最長90歳まで長期保障!オリックス「特定疾病保障保険ウィズ」
ウィズは、以下の特長を持つ保険です。
- 3大疾病のがん・急性心筋梗塞・脳卒中を一生涯保障し、万一の場合は死亡保険金を支給
- 保険料払込期間は低解約返戻金型の保険で保険料を安く
- 不慮の事故で所定の身体状態になると以後の保険料払込を免除
- 保険料払込期間は短期払と終身払を選択
- 短期払は解約返戻金を資産形成に利用可
- 急性心筋梗塞・脳卒中の条件に60日間の就業困難・後遺症継続に加え治療を目的とした手術を追加
保険金額1,000万円の月額保険料のサンプルは以下になります。
- 30歳男性で60歳払済は22,480円、終身払は17,300円
- 40歳男性で60歳払済は36,480円、終身払は24,390円
- 30歳女性で60歳払済は21,480円、終身払は14,900円
- 40歳女性で60歳払済は34,360円、終身払は19,730円
- 30歳男性で10歳払済は3,470円、90歳満了は10,850円
- 40歳男性で10歳払済は7,220円、90歳満了は17,040円
- 30歳女性で10歳払済は4,030円、90歳満了は9,020円
- 40歳女性で10歳払済は8,300円、90歳満了は12,870円
- 病気やケガで働けなくなると治療費だけでなく生活費も必要です
- 公的健康保険・年金の保障を先ず考えましょう
- 長期間収入が途絶える場合を保障するのが就業不能(所得補償)保険です