「国立がん研究センターなど」がんや認知症を防ぐ生活習慣調査
健康寿命
健康寿命は、心身ともに自立し、健康的に生活できる期間を言います。
寿命を延ばすだけでなく、健康的に生活できる期間(健康寿命)が延びることが望まれます。
2013年時点での平均寿命と健康年齢は、以下のようになっています(公益財団法人生命保険文化センターの資料より)。
男性
男性については、以下になります。
- 平均寿命は80.21歳で健康寿命は71.19歳
- 日常生活に制限のある平均寿命と健康寿命の差は9.02歳
健康寿命の長い都道府県は、愛知、静岡、千葉、茨城、山梨、長野、鹿児島、福井、石川、群馬の順で、トップの愛知(71.74歳)とラストの青森(68.95歳)の差は2.79歳です。
女性
女性については、以下になります。
- 平均寿命は86.61歳で健康寿命は74.21歳
- 日常生活に制限のある平均寿命と健康寿命の差は12.40歳
健康寿命の長い都道府県は、静岡、群馬、愛知、沖縄、栃木、島根、茨城、宮崎、石川、鹿児島の順で、トップの静岡(75.32歳)とラストの滋賀(72.37歳)の差は2.95歳です。
がんや認知症を防ぐ生活習慣調査
食習慣は国ごとに違うので、生活習慣と健康寿命の関係は国ごとに行う必要があり、日本独自の調査が行われます。
今回の調査を行うのは、以下の6つの国の医療機関です。
- 国立がん研究センター
- 国立循環器病研究センター
- 国立国際医療研究センター
- 国立長寿医療研究センター
- 国立精神・神経医療研究センター
- 国立育成医療研究センター
調査は約40万人の健康データをもとに、3大疾病や認知症になった人のデータを活用して病気になった人とならなかった人の以下の生活習慣の内容を調べます。
- 食生活
- 運動習慣
- 飲酒や喫煙の有無や量
- 肥満度
- 通院時の病名
- 治療法など
以上のデータをもとに、健康寿命をのばすのに関係のある生活習慣を示し、医療・介護費の削減や健康増進サービスの拡大を目指とのことです。
- 平均寿命と健康寿命の差は男性で約9歳、女性で約12.4歳です
- 健康寿命の平均は生活習慣によりのびたり減ったりします
- 3大疾病と認知症のデータを活用して健康寿命をのばす生活習慣を調べます